イラン・イラク戦争(いらん・いらくせんそう、イ・イ戦争)は、イランとイラクが国境をめぐって行った戦争で、1980年9月22日に始まり1988年8月20日に国連の安全保障理事会の決議を受け入れる形で停戦を迎えた。この戦争は、数次に渡る中東戦争、湾岸戦争などと並んで中東地域の不安定さを示す材料であるとされる。中東における不安定要因は、ユダヤ教のイスラエルとイスラム諸国の対立という図式で考えられることも多いが、この戦争はイスラム教内のシーア派とスンナ派の歴史的対立や、アラブとペルシアの歴史的な対立の構図を現代に復活させたことに於いて、非常に興味深い事件であるといえる。