ナポレオン戦争(ナポレオンせんそう 英:The Napoleonic Wars 仏:Guerres napol?oniennes 1803年-1815年)は、ナポレオン・ボナパルト支配下のフランスと、イギリス、オーストリア、ロシア、プロイセンなどのヨーロッパ諸国との戦争である。ナポレオン戦争はフランス革命後の混乱期に始まった。フランス軍を率いたナポレオンは一時期ヨーロッパの大半を征服したが、半島戦争とロシア遠征で敗退し、ワーテルローの戦いにおいて決定的敗北を喫した。1815年11月20日の第二次パリ条約の締結をもって戦争は終結。戦争の結果、ナポレオンは失脚した。1792年に開始されたフランス革命戦争から断続的に戦争状態が続いていたため、一連の戦争を合わせて大フランス戦争(だいふらんすせんそう Great French War)とも呼ぶ。ドイツでは、一連の戦争を対仏大同盟戦争(たいふつだいどうめいせんそう Koalitionskriege)、1813年以降のドイツ解放の戦いを解放戦争(かいほうせんそう Befreiungskriege)とも呼ぶ。アウグスブルク同盟戦争以来100年以上にわたって続いた英仏間の対立関係を第二次百年戦争とみる見方もある。フランス革命戦争とナポレオン戦争との間をどこで区切るかについて定説はない。1803年5月のアミアンの和約の破棄を境界とする見方が多いが、他にも1796年3月のナポレオンによる第一次イタリア遠征の開始を境界とする見方、1799年11月のブリュメール18日のクーデターを境界とする見方などがある。本項目では1796年3月以降の戦役について述べる。ナポレオン戦争ではヨーロッパ大陸に加えて世界各地の植民地も戦場となった。このため、史上最初の、もしくは七年戦争に続く2度目の世界大戦であると言われる場合もある。