リソルジメント (Risorgimento) とは、19世紀に起こったイタリア統一を目的とした運動である。日本語ではイタリア統一運動とも呼ばれる。5世紀の西ローマ帝国の滅亡以来、イタリア半島(に付随する大陸部分と島々)はゲルマン人や東ローマ帝国、イスラーム勢力などの外来勢力に統治されてきた。オーストリア、スペイン、フランスのイタリアでの権力争いが行われるにつれ、イタリア独自の国家を立ち上げる必要性を感じたイタリア人は、19世紀当初はカルボナリやマッツィーニの青年イタリアを中心とした勢力により、イタリアの統一と封建制度の打倒を目指した。しかし、1848年革命に伴う「ローマ共和国」の失敗後はサルデーニャ王国を中心として、イタリア独立戦争と銘打ってオーストリア領土となっていた、旧ミラノ公国、ヴェネツィア共和国の奪回などを行った。また、ジュゼッペ・ガリバルディは千人隊を率いてシチリア島に上陸し、最終的には南イタリアの両シチリア王国を征服した。この功績によりイタリア統一の英雄とされた。また、トスカーナ、エミリアロマーニャ、ウンブリアなどの中部イタリアは住民投票によるサルデーニャ王国への併合となった。この時の各勢力の旗には現在のイタリア国旗である赤白緑の三色旗を基本とした物が用いられた。1861年にはイタリア王国を建国し一応の成立を見る。1866年にはヴェネツィア、1870年にローマなどの教皇領の残りを併合し半島の統一は終了するが、イタリア人(イタリア系の文化を持つもの)が住んでいる土地全てを対象としており未回収地問題が残る(未回収のイタリア)。この問題は第二次世界大戦時には他国侵略の理由となった。1